むし歯が進行するとどうなる?
むし歯がエナメル質や象牙質を通り越して、歯髄にまで達してしまうと、激しい痛みを伴い、「歯髄炎」や「根尖性歯周炎」といった病気を引き起こします。ここまで進行してしまうと、治療も複雑になってしまいます。
「抜髄(ばつずい)」
=歯の神経を
取る処置

むし歯が歯髄まで達した場合、感染を止めるために神経を取る
「抜髄(ばつずい)」という治療が必要になります。
しかし、歯髄を失った歯は「失活歯(しっかつし)」と呼ばれ、
健康な歯と比べてさまざまなリスクが高まります。
神経をできるだけ残すための新しい治療 ― MTA治療とは?
こんなお悩みありませんか?
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「虫歯が深くて、神経を取るしかないと言われた…」
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「できるだけ自分の歯を残したい」
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「抜歯はできれば避けたい」
こういった方のために、当院では**歯を守る新しい治療法「MTA治療」**を導入しています。
【MTA治療とは?】
MTAとは、**「ミネラルトリオキサイドアグリゲート」**という材料で、
体にやさしく、骨や歯の組織となじみやすい性質を持っています。
この材料を使うことで、従来なら「神経を取る」必要があった歯でも、
神経を残せる可能性が高まっています。

🌟【MTA治療のメリット】
✅ 歯の神経を残せる可能性が高まる
✅ 歯の寿命を延ばせる
✅ 再治療や抜歯のリスクを減らせる
✅ 痛みや炎症の再発が少ない

従来の抜髄治療
神経をすべて除去
神経なしのためやや短くなる
感染しやすく再治療が必要なことも
治療後に痛むことがある
MTA治療
神経を残すように保護
神経があるため自然な寿命維持
封鎖性が高く再感染リスク低い
通常痛みは少ない
💡【どんなときに使うの?】



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深い虫歯で神経が少し見えてしまったとき
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根っこの先に膿があるが、できるだけ歯を残したいとき
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歯の根に穴(穿孔)があいてしまったとき など
👨⚕️【当院のこだわり】



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当院では、う蝕検知液や高倍率ルーペなどの精密機器を用いて、
できるだけ歯を削らず、神経を残す丁寧な治療を行っています。 -
MTA治療には専門的な技術が必要ですが、当院では多数の経験がありますので安心してご相談ください。
💬【患者さんのよくある質問】
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Q:MTA治療は保険でできますか?
→ 現在は一部保険外治療となるケースがあります。詳しくは診断時にご案内します。 -
Q:どの歯でもできますか?
→ 状態によりますが、神経が一部でも生きている歯や、歯根がしっかりしている歯に適応されます。






